第二次多摩市子どもの読書活動推進計画

掲載日
2016年12月1日

多摩市では、子どもの読書活動の環境整備に取り組んでおり、このたび、関係各位のお力添えをいただき、「第二次多摩市子どもの読書活動推進計画~すべての子どもに読書のよろこびを~」を策定しました。
平成18年11月に策定した「多摩市子どもの読書活動推進計画」(第一次)(以下、「第一次計画」という)は、子どもが読書活動を行う環境を整えるため、様々な施策を体系化し、市と市民、関係機関が連携して取り組んできました。第二次計画では、子ども一人ひとりの成長段階にあわせた取組を明確にし、第一次計画で掲げていた“すべての子どもに読書のよろこびを”をさらに推進させるものです。

すべての子どもたちが、読書のよろこびを感じ、豊かな心を育み、未来への可能性を広げられるよう、市民、関係機関等と連携し、計画を進めていきます。

なお、本計画の期間は平成24年度から平成28年度までの5年間です。
※期間は1年間延長し、平成29年度までとすることに決定しました(平成28年12月)

基本理念

すべての子どもに読書のよろこびを

読書のよろこびは、本の世界の楽しさやすばらしさを体験し、いろいろな考えや生き方にふれ、自分の考えを深め、悩みや苦しみを乗り越える力を与えられることなど、さまざまです。そして、このような読書のよろこびを感じ、豊かな心を育み、未来への可能性を広げてほしいと考えます。第一次計画では標語として掲げていた「すべての子どもに読書のよろこびを」を第二次計画では基本理念とし、継承・発展させていきます。

基本目標

基本理念を達成するために、3つの基本目標を設定しました。

基本目標1
本の楽しさを子どもたちに-本に親しむ機会の充実-

子どもが、かけがえのない本と出合い、読書に親しむ機会をつくります。

基本目標2
いつでもどこでも本はともだち-読書環境の整備と充実-

子どもが読書に親しみ、おはなしを楽しむことができるよう、また興味や関心を捉えた本に出合えるよう読書環境を整備します。

基本目標3
みんなでつながり育てあう-人材の育成、関係機関等との協力・連携-

子どもと本を結びつける活動を行う人材を育成、支援し、人々がつながり、子どもの読書活動が広がるようにします。

重点方針

第一次計画の成果と課題を踏まえ、第二次計画では以下を重点方針とします。重点方針は、基本理念を達成するため基本目標に基づいて施策を行うにあたり、すべての取組について特に重点を置く方向性を示しています。

1 乳幼児期から身近に本のある生活の重要性を保護者に伝え、読書活動の推進を図る

乳幼児期は、周囲の大人が本に親しむ環境をつくることにより、初めて本と出合うことができるので、身近な人から本を読んでもらうことの重要性を保護者に伝えます。

2 子どもの自主的な読書活動への支援

子どもたちが、自分の興味や関心に応じた本に出合うよう支援します。そして、子どもたちが、自分自身のために、自由に本を選び楽しむことを支援します。

3 読書活動や図書館利用がしにくい子どもへの読書の提供

配慮が必要な子どもやあまり読書に親しみがない子どもへの取組を、子ども一人ひとりの状況に合わせて実施します。

第二次多摩市子どもの読書活動推進計画~すべての子どもに読書のよろこびを~(PDFファイル)