ビブリオバトルを開催しました
- お知らせ
- 掲載日2018年12月3日
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「人を通して本を知る、本を通して人を知る」知的書評合戦ビブリオバトルを、大妻女子大学図書館サークルOLIVEとの共催により、11月23日(金曜日・祝日)に永山図書館軽読書コーナー(ベルブ永山)で開催しました。
ビブリオバトルとは、発表参加者(バトラー)が順番に、それぞれが面白いと思った本を一人5分間で紹介し、それぞれの発表が終了した後に「どの本を一番読みたくなったか」を基準に参加者全員で投票し、最多票を集めた本を「チャンプ本」とするコミュニケーションゲームです。
今回のビブリオバトルでは、6人のバトラーによる本の紹介と質疑応答ののち、チャンプ本として『カステラ』が選ばれました。ビブリオバトルの後、ワークショップを開催し、参加者全員でミニビブリオバトルを体験しました。
ビブリオバトルの様子
6人のバトラー(本を紹介する人)のおススメ本6冊をバトラーのコメント付きでご紹介します。
★チャンプ本
『カステラ』 パクミンギュ著 クレイン
韓国で過酷な競争社会や現実に苦しむ人たちをメルヘンチックなユーモアで勇気づける短編集。読み出してすぐ、トップギアで駆け抜けていくような面白さ。
『くらべる東西』 おかべたかし文 山出高士写真 東京書籍
日本の東西の文化を写真で見比べる。一人で読むより友達や家族と一緒に楽しんでほしい。小さい子どもも読めます。
『ユージニア』 恩田陸著 角川書店
とある一家毒殺事件で一人だけ生き残った女の子緋沙子。関係者を通して見えてきた彼女のすがたとは…。人によって「真実」が違うのが面白い。
『じっと手を見る』 窪美澄著 幻冬舎
恋愛小説でありながらこのタイトル。“じっと手をみる”とは自分を見つめること。自分に正直になって、悩み、決断する登場人物たちの姿に、読んでいるこちらも自分を顧みてしまいます。
『ノエル』 道尾秀介著 新潮社
三つの荒唐無稽な物語が、実はつながっていて、四つ目のエピローグで明らかに?
『UNIXプログラミング環境』 Brian W. Kernighan著 Rob Pike著 アスキー
いまや小学生もやっているプログラミングについて、誰でも(数学が苦手の人も)前半は読める教科書。古い部分もありますが名著です。多摩市をシリコンバレーに!